週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

Ｈ２７．６．１５～

鉄屑強含み

先週行われた、関東鉄源入札結果が先月比2000円上げの結果が出た事から輸出価格は上がっている。韓国の一部電炉メーカーも、今週から国内スクラップ購入価格を引き上げている。当地区の電炉メーカーは、値上げに慎重な姿勢ながらも、足元の市況に関しては強含みの状況。
13Crステンレス強含み横ばい

鉄スクラップ価格の上げと、円安の影響によって、輸出価格が国内メーカーを上回っている状況。国内メーカーも価格対応している為に、これ以上の値上げは考えにくいが、発生量が少ない為に需給はタイトな状況。
18-8ステンレス横ばい

一部メーカーの炉修も終わりスクラップの需給もバランスしている。LME相場も13,000ドルを上回っている事と、円安の下支えもあり横ばい推移。
アルミ弱い

新塊価格が220円迄値下がりしている事によって軽圧向けスクラップは今後、大幅に値下がりが予想される。二次合金向けも連動していく事から相場は弱い。
電気銅建値弱含み

国内の黄銅、伸銅メーカー共に住宅設備関連の需要が低調なために購入意欲が弱い。輸出も裾物の中国向けが良くない事から、LME指標よりは安値での成約状況が続いている。

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