週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
H28.11.21~
-
鉄屑強含み
原料炭、鉄鉱石の値上げや輸出環境を受けて、11月に入り上級屑中心に大幅に値上げしている。
値上げが早い分、今後の展開に注意が必要。
-
13Crステンレス強含み
先週、国内メーカー値上げを発表。
為替が円安に触れている事もあり鉄の価格が上伸している事で、輸出向けが動いている。
鉄との価格差をふまえ、Cr価格もひっぱられて強含みで推移していくと思われる。
-
18-8ステンレス強含み
LME価格は10,000ドル以上を推移している。
メーカーの生産、発生も少ない状況であるが、為替が円安のため市況感は値上げ
基調になっている。
-
アルミ強含み横ばい
LME価格は1700ドルをキープ、為替が110円台到達。
為替が円安のため、中国の輸入塊と国内の新塊価格との差がなくなってきた。
市中発生が少ない事でメーカーが国内スクラップの購入意欲がわきつつあり、引き続き
強含みで推移していく。
-
電気銅建値様子見
銅相場の上昇で、市中に溜めていた銅クズ等が出始めた。
しかし急激な上昇でメーカーの買いが追いつかない状況である。
よって販売も契約分以外は厳しい。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。