週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

H29.6.19～

鉄屑強含み横ばい

中国がスクラップ輸出の規制を強化したことにより、東南アジアなどから日本へのオファーが増加している。国内の値上げの影響から、韓国向けの輸出価格の値上げも期待される。
しかし先週の値上げ実施後、当地区メーカーへの入荷ペースは順調。夏期の生産量が減少することもあるため、値上げの勢いには懸念も残る。
13Crステンレス横ばい

為替は若干円高に振れたまま維持しており、輸出価格もよくない状況が続いている。
鉄スクラップ価格が反転しているためメーカーも下げにくい状況。
18-8ステンレス弱含み横ばい

メーカーは先週、小幅値下げを発表。
LME価格は実勢価格より安く、為替も円高をキープ。下げ幅はまだあると思われるが、メーカーへの入荷が少ないため下げづらくなっている。
アルミ弱含み横ばい

為替は堅調に推移しているが、LMEは1900ドルを割っている状況。メーカーは在庫を抱えている為、購入意欲は弱い。
輸入塊の価格も下落しており国内塊との差が開きはじめている。
電気銅建値様子見

市中の荷動きは変わらず鈍い。比較的に安い電気銅の需要はあるが、スクラップの需要は少なく、メーカーの購入意欲は低い。

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