週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
H29.9.11~
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鉄屑横ばい
国内は、市中の荷動きや需要が堅調なことをふまえると足元の値下げは考えにくい。
海外は、韓国メーカーが3週連続日本屑に対して同価格でビットを出している。また、中国の製品価格は未だ高値であるため横ばいで推移されると思われるが、今週実施される関東鉄源価格と今後の為替に注視。
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13Crステンレス横ばい
鉄スクラップ価格が横ばいで推移するなか、13Crも様子見状態が続いている。輸出価格も高値が聞こえてきていないので足元値上げは考えがたい。
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18-8ステンレス横ばい
専業者が出している価格とメーカーの価格が同等レベルであることからメーカーの値上げ余地があると思われるが、一方でフェロクロム価格はクォーターベースで値上げしており18-8価格にも影響する可能性がある。また、直近のLME価格は下がっている。
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アルミ強含み横ばい
中国、ロシアからの輸入塊価格は上昇しているため、国内スクラップの需要が増加しスクラップに品薄感がでている。よって、国内スクラップ価格は上昇の見込み。
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電気銅建値弱含み
LME価格が6,800ドル後半から値下げをし、為替も円高に向ったため銅の建値は下落。
一時、銅の建値が800,000円/tまで続伸したことが要因で、市中の動きが改善したものの炉修や炉休もあるためメーカーの需要は旺盛ではない。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。