週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
H27.11.6~
-
鉄屑強含み横ばい
中国の環境規制により、中国ビレットの生産が減っている。
韓国向けの輸出価格は値段が出ていない状況だが、当地区メーカーの入荷も悪く、米屑も値上がりしている。
今週末開催される関東鉄源の結果に注視が必要。
-
13Crステンレス強含み
一部輸出向けに値段が出ている。
フェロクロームの価格上昇、メーカーの生産好調により、値上げの可能性もある。
-
18-8ステンレス強含み
LME価格は12,000ドル中盤で推移している。
自動車関係で中国向けに需要が出ているため、海外相場が同水準で推移していけば、値上げが考えられる。
-
アルミ強含み横ばい
11月に入り、LME価格は2,200ドル台で推移していて、在庫も減っている。
国内も製品価格が上昇しており、値上げ余地あり。
-
電気銅建値様子見
LME価格は6,900ドル台後半で推移。
荷動きは悪く、特に上物の動きが少なく、一部では高値の動きがある。
市場価格に対して、メーカーの価格も追いついていない状況で、炉修・炉休が終わるころまではこの状況が続くと思われる。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。