週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

H29.11.20

鉄屑横ばい

引き続きメーカーの粗鋼生産量が増加し、購買意欲は高い状況。
鉄筋など鋼材製品の需要も高く、今後の製品価格の発表に注目。
発生減を背景に調達を積極化させる為、市況は引き上がっている。
しかし、最大輸出国の韓国向け価格が伸び悩んでいるのが懸念材料となっている。
13Crステンレス強含み横ばい

海外マーケットは円高の影響も相まって輸出価格が下落の傾向にある。
内需は鉄価格とフェロクロムの実勢に値差があるため底堅く、価格の変動にはつながらないと思われる。
18-8ステンレス弱含み横ばい

LME価格は12,000ドル台を割り、11,000ドル前半まで下落。
為替も円高となり、海外価格も下がっている。
市中の発生は堅調だが、値下げの要因が目立つ。
アルミ横ばい

LME価格は2,100ドル台を維持している。
国内メーカーはスクラップ在庫が確保できている為、購入意欲は若干下がり気味。
特に軽圧向けの価格は現状を維持するものと思われる。
電気銅建値様子見

LME価格は6,700～6,800ドル台で推移している。
市況の変動に伴い荷動きは低迷。しかし、メーカーの商品出荷量は増えている。
メーカーはスクラップの在庫を抱えており、スポット購入はほぼない状況。

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