週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
H29.12.18~
-
鉄屑強含み横ばい
当地区電炉メーカーは高操業が続く見通しだが、入荷は依然足りてない。
年明けの在庫確保のためメーカーの購入意欲も高い。
しかし度重なる値上げも直接的な入荷促進にはつながっていないため、メーカーも様子を見ながらの値上げに転じる可能性が高い。
輸出価格も当地区のスクラップ価格を下回っており、上値は重いと思われる。 -
13Crステンレス強含み横ばい
先週に引き続き、市中では品薄感がある。
メーカーの需要はあり、鉄価格が高い水準で推移しているため市況は強い見通しだが、今後のフェロクロム価格が下がるとの情報もあるため注意が必要。 -
18-8ステンレス横ばい
直近LME価格が小幅反発を見せているが、先月平均価格に比べると依然低い状況。
一部メーカーが価格を下げているが高値修正の側面が強く、メーカーの需要は好調。
LME価格の動向を注視する段階なため今週は横ばい推移と思われる。 -
アルミ弱含み横ばい
LME価格は2000ドルの攻防が続いている状況。
為替は若干円安になってきているものの、国内メーカーは製品・在庫ともにある
程度確保できているため購入意欲は弱い。 -
電気銅建値様子見
LMEが6,900ドル近くまで上昇。為替も若干円安。
銅建値が80万となり、戻してきているため市中に少し動きがでてきた様子。
しかしまだ様子を見ている所もある。
メーカーの購入意欲は低迷しており、年内は状況が変わらない様子。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。