週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
H30.3.26〜
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鉄屑弱含み横ばい
当地区製鋼メーカーの生産量は依然として高い。連休までのスクラップの確保はある程度目途がついてきているが、一部足りていないところでの動き次第。
海外については米国の鉄鋼輸入制限措置の影響を受けて、東南アジアなど様子見状態。関東の港価格も下がり始めている。
原料価格も落ちてきて為替も円高が進んでいる中、期末の月内は大きな動きはなさそうだが、市況は弱含み。
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13Crステンレス横ばい
鉄価格の頭打ち感があり、原料価格も下がっているのでメーカーとしては下げたい向き。メーカーの需要はあるが、海外需要はあまりない。
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18-8ステンレス弱含み横ばい
メーカーの在庫も確保でき、生産も安定している。LME価格は乱高下しているが、為替が円高であり、月末の動きはなくても4月は下げスタートの予想。
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アルミ弱含み
LME価格は2,100ドルを切って下落。中国のアルミ減産が現在緩和されてきており順次工場が稼働、上海のLME在庫も急増している。国内メーカーも在庫を抱えており、購入意欲は弱い。来月からも価格は下がる見込みは強い。
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電気銅建値弱含み
LME価格は6,600ドル前半まで下落、為替も円高で弱含み。市況的には動きは低迷。メーカーも上物であればとの声もあるが、来月初めから値下げ、さらに下落する模様。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。