週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2019.3.25~
-
鉄屑様子見
月末にかかり、各メーカーの入荷は堅調に推移。4月以降もメーカー需要は底堅い。
一方で、輸出価格は国内価格を下回っており、天井感も感じられる。
-
13Crステンレス横ばい
輸出価格は低位安定している。
4-6月でのフェロクロムの値上げと、鉄の価格が高値で推移している為、下げにくい状況。
-
18-8ステンレス横ばい
先週、当地区で値上げが一巡。
輸出価格に引っ張られて上がっており、旺盛な需要によるものではない。
今後も、輸出価格に引っ張られる形での値上げは考えられる。
-
アルミ弱含み横ばい
LME相場は1,890ドル付近を推移しており、為替も111円台と円安傾向。
国内メーカーは3月決算、棚卸し等で受入制限、購入意欲は未だ弱い状況。
しかし、海外相場の影響を受けて、メーカーも価格を下げづらい状況。
-
電気銅建値弱含み横ばい
LME価格は6,400ドル台を推移。世界的な銅在庫11万トンから18万トンまで増加。
為替は、111円台後半から1円以上の円高になり、イギリスのEUの問題で、比較的安定している。
市中の動きとしては、相場は安定しているが、月末や期末ということもあり、荷物の動きは出てきている。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。