週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2019.7.1~
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鉄屑弱い
当地区スクラップの発生に対して各メーカーの粗鋼は、調整・減産もあって、購入量が減少、在庫過多といえる。海外も需要が低く引き続き荷物が出にくい状況。
全国的に荷余りしていて、値下げの可能性が高い。
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13Crステンレス弱い
先週、当地区メーカーは値下げを発表。引き続き各メーカーは在庫潤沢で需要も低調。
海外輸出価格も鉄に伴って値下がりしている。
今後は、新断価格も下がっており下げの基調が続くと思われる。
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18-8ステンレス弱含み
国内メーカーは、減産しているため購買意欲が低い。輸出価格も安値となっている。
LME価格は持ち直してきているが、関西の一部メーカーで値下げもあり、今後も値下げの可能性がある。 -
アルミ弱含み
LME相場は依然米中貿易摩擦の具体的な解決策が出ておらず、1,700ドル中盤辺りで停滞が続いている。国内メーカーも在庫潤沢の状況は変わらず、引き続き購入意欲も弱い状況。更に安価な輸入塊の流入で国内スクラップ価格も圧迫されて7月も値下げの模様。
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電気銅建値横ばい
LME価格は5,900ドル後半まで回復。米中首脳会談で追加関税の当面の凍結との報道も、今のところ外電や為替に大きな動きはない。市中は国内銅相場の上昇により、荷動きが出るようにも思うが、今月の建値発表に伴い、様子見状態は変わらず。
G20首脳会談で貿易関係での緊張緩和に向けた動きになれば、銅相場も横ばい推移とみられ、現在のLME価格の上昇はチリの銅鉱山のストによるもので、ストが解決されれば少しずつ下げてくる見込み。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。