週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2019.7.22～

鉄屑様子見

国内メーカーは定期炉修を控えており、在庫も抱えているため需要が低い。
海外は韓国が需要減退により輸出の新規成約が少なく、一部ベトナム向けの価格が出ているが総じてインパクトは薄い。
発生量が減少していることや、関東鉄源の落札価格が市況の下支えとなっている状況。
13Crステンレス弱含み横ばい

当地区メーカーは引き続き在庫潤沢で需要も低調なため購入意欲が低い。
輸出価格も低水準で推移している為、弱含み推移。
18-8ステンレス強含み横ばい

尼、比のニッケル供給不安、アメリカの金利下げなどの影響によりLMEニッケル価格は15,000ドル台まで高騰。
依然として国内メーカーの需要は少ないが、LME価格がこのままで推移するなら値上げの可能性。
アルミ弱含み横ばい

LME相場は1,800ドルまで反転、為替は円高傾向にある。
国内の状況は先週と変わらず需要は少なく、メーカーとしては価格を下げたいが、LME価格が下支えとなっている。
電気銅建値様子見

LME価格は5,900ドル。為替は、107円台後半で推移。
米の金利下げ実施の観測があり、米中の通商協議の結果次第で相場が大きく上下する可能
性があるため、市況は不安定。

バックナンバーはこちら