週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2019.10.21~
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鉄屑弱い
国内メーカーは生産低調で在庫も潤沢なため、購入意欲は依然低い傾向。
輸出価格も下がっており、引き続き海外からの引き合いも少ないため、今後も弱基調推移が続くとみられる。
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13Crステンレス弱い
当地区メーカーの購入意欲は依然低い。10~12月のフェロクロム価格も若干値下がりし、輸出価格も下がっている。鉄の相場も下がっていることから、値下げに動く可能性が考えられる。
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18-8ステンレス弱含み
関西地区の一部のメーカーが値下げを発表した。国内メーカーの生産は依然として低調で需要が低い。押し上げ要因となっていた海外からの引き合いも弱くなり、LME価格も17,000ドルを割ってきていることから、弱含み推移とみられる。
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アルミ弱含み横ばい
LME相場は1,720ドル前後で推移しており、米中貿易緩和策等で堅調。為替は108円台。
市中は依然として発生が少ない。メーカーは依然生産伸びず、原料価格も上がらず、足元の原料在庫も潤沢の状況は変わっていない。海外からの輸入塊も価格は上がらず、スクラップ価格も圧迫されている状況が続いている。ただメーカーもある程度は生産していかないといけないため、若干ではあるがスクラップ購入意欲が戻りつつある様子。しかし、ダライやスソものは検収が厳しく売りにくい状況が続いている。
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電気銅建値弱含み横ばい
LMEは6,700ドル前後で推移しており、米中貿易緩和策等で堅調。為替は108円台。しかし、トランプ大統領の再選に暗雲が出ているとの報道によりドルが売られている状況。市中は、足元銅価格で高値が続いている。発生自体はあまり変わらないが、建値が上がった事で在庫を手放したいという話は増えている。しかし、メーカーの購入意欲は依然良くないため、建値見合いの購入は厳しい状況。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。