週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2019.10.28~
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鉄屑弱含み横ばい
輸出価格は上がって来ず、引き合いも少ない状況が続く。
一方、国内はスクラップの発生が少ない中、秋にかけて建築需要が増え製品価格も据え置きで値下げに一服感がみられる。
しかし依然としてメーカーは減産体制を取っているため、値上げに転じる可能性は少ない。
需要に対して供給優勢の状況が続いている。
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13Crステンレス弱含み
先週値下げ発表があったが、今週も下げ幅は残っている。国内、海外ともに需要は少なく、港価格は停滞が続いている。
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18-8ステンレス弱含み横ばい
LMEニッケル価格が17,000ドル台を割り、16,000ドル台で推移。需要より供給が上回っている環境の中、メーカーへの入荷は順調。スクラップが余っている状況で、LME価格が回復しない限りさらなる値下げも予想される。
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アルミ弱含み横ばい
LMEアルミ価格は1,700ドル台で推移しており、為替も108円台で安定している。市場の荷動きに変わりはないが、輸入塊が国内市場に流れている様子。自動車メーカーの生産が停滞、製品の生産量も上がらず、メーカーは足元の在庫を確保できている状況。海外の輸出価格も品質の問題で弱いなど好材料に乏しいが、国内メーカーは今後を見据えて購入は続けている。
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電気銅建値横ばい
チリの銅鉱山の砕石状況が不安視されるなどの要因で銅価格が上昇し、国内の市中の動きも高値が続く。しかし下級品に関しては中国向けが売れないなど下落している。国内も下級品は荷余りの傾向。
このころ関西からの荷物を流入で相場は高止まりの様子。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。