週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2019.12.23~
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鉄屑横ばい
輸出価格は引き合いも落ち着き年内の動きは考えにくい。
当地区メーカーも荷受けは今週で終了することから、年内は横ばいで推移するとみられる。
年明けの関東鉄源に注視。
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13Crステンレス弱含み横ばい
引き続き輸出価格は低調で、国内メーカーの需要も低調である。
需給のバランスは弱含みだが、鉄価格との差を考えると値下げに動く可能性は低いと思われる。
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18-8ステンレス弱含み横ばい
LME価格は14,000ドル前半を推移している。輸出向けも目立った動きはなく低調。
引き続き国内メーカーの生産も低調であり、購入意欲は低い様子。
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アルミ強含み横ばい
LME相場は大きな変動はなく、為替も109円台も変わらず。
国内メーカーは製品の生産自体は伸びてはいないが、市中アルミの発生が薄いのと、中国輸入塊減少の影響で原料の在庫が減少し、スクラップの購入意欲も出てきている状況。原料価格も上がって来ている事から今後徐々に価格も上がってくる予想。 -
電気銅建値様子見
LME6,100ドル後半を維持しつつ、上げ下げの動きは無い模様。米中協議の第一段階合意に伴い、LMEが上昇した。年内、大きな動きがある様な事は無いとの声も。通年、連休明けには相場が動く可能性があり、注視が必要。
為替は109円台後半での推移。こちらも、大きな動きは見られない予想。
市中の動きとして、銅相場が急騰した為、足元、高値が続いている。しかし、実勢価格がついて来ておらず、メーカーの懐事情もあり、高値での交渉はほぼ無い状況。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。