週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2020.6.8~
-
鉄屑強い
輸出価格の上昇に引っ張られ、国内メーカーも値上げを実施。国内の発生量は少なく、需給はタイトになってきている。為替も円安傾向。
-
13Crステンレス強含み横ばい
国内メーカーの生産は低い水準で需要も低いが、製品や新断の価格が上がり、価格を上げざるを得ない状況。
-
18-8ステンレス横ばい
自動車メーカーを中心に発生量は少なく需要も低い。メーカーの購入意欲も低く輸出価格も出ておらずタイト感もないが、LME価格、製品価格が上がり為替も円安傾向。
-
アルミ弱含み横ばい
LME相場は中国のアルミ生産の復調から景気回復の期待感もあり、足元1530ドル付近まで上昇。国内は自動車メーカーの生産減により製品在庫も抱え引続き購入意欲は低い。
需要が弱く原料は下がってもおかしくない中、新塊価格がLMEの影響で根戻し、強弱材料が相殺されている状況。
-
電気銅建値強含み横ばい
LME価格は5,600ドル台と高値推移。為替の円安傾向もあり、値上げ余地がある。
市中としては銅系の上物が無いモノ高で相場以上の動きが見られ、上げ相場もあり高値が続いている。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。