週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2020.11.23~

鉄屑強含み

先週当地区メーカーは値上げを実施。生産は堅調ではあるが依然市中発生屑は品薄で需給はタイト。海外からの引合いは強いが今後の国内価格の変動は輸出価格の動きにも注視必要。
13Crステンレス強含み横ばい

先週当地区一部メーカーで値上げを実施したが、需要よりも鉄スクラップの上昇に対する対応と思われ、購入量は多くない状況。
18-8ステンレス強含み

発生が少ない中、特殊鋼メーカーでは生産が上がっている。LME価格も依然高いが輸出についてはコンテナを確保できない状況が見られる。
アルミ強含み横ばい

LME相場は1900ドル後半で高値推移。国内メーカーは生産が回復してきているが市中スクラップ発生は少なく、海外の輸入塊の高騰と品薄感でスクラップ価格が高騰している状況。しかし新塊価格とスクラップ価格の差が縮まり、これ以上の値上げには慎重で頭打ち感も出てきている。
電気銅建値強含み横ばい

LME価格は7,100ドル台で推移。為替は円高推移。
値上げの期待感か荷動きはよくない。国内メーカーは在庫が潤沢なため、年末に向けての購入意欲はない。輸出は中国の新規制の動きの中、様子見。

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