週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2021.3.22~
-
鉄屑弱含み横ばい
海外の鉄スクラップ相場は反落し、輸出価格も値下げの動きが広がっている。関東は荷動きが活発したことによって鉄の需給が緩和して一部のメーカーで荷止めや荷制限も見られている。当地区はメーカーの生産も高く需給も堅調だが、海外との価格差で値下げの可能性も考えられる。
-
13Crステンレス弱含み横ばい
国内の需給は低い水準で安定している。
原材料であるフェロクロムの価格が上ってはいるが、鉄の相場に連動して値下げの可能性も考えられる。
-
18-8ステンレス弱含み横ばい
LME相場は一時、15,000ドル台に下落もしたが16,000ドル前後を推移。
海外相場は値下げ傾向にあり、追随する形で国内の価格も値下げの可能性がある
-
アルミ強含み
LME相場は2150ドル〜2200ドル台での高水準。市中スクラップ発生が少ないのもあって在庫も減少している。国内メーカーは懸念されていた半導体不足による自動車減産の影響も一服し、今後はアルミ製品の需要が回復する見込み。
-
電気銅建値横ばい
LME 9,000ドル前後での推移。
市中の動きとしては高値が続き、荷動きも様子見状態。国内メーカーの価格は高騰していて購入意欲は低迷している。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。