週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2021.5.10~

鉄屑強い

連休明け、品薄の状態になっている。
海外は中国政府が5月１日以降鉄鋼製品の還付税率をゼロとした為、中国からの製品輸出量が減少すると考えられる。
需給バランスを見れば、製品価格は上昇する。
製品価格に引っ張られ原料のスクラップは大きな値上げが考えられる。
13Crステンレス強含み横ばい

連休前の値上げから判断し、直ぐの値上げは考えにくい。しかし鉄市況の動きを考えると、今週値上げの可能性も考えられる。
18-8ステンレス強含み

LME価格は18,052ドルに達した。
国内の生産高く、中国のニッケル在庫もタイトな状況にて、ニッケル価格は引き続き上昇すると考えられる。
アルミ強含み

LME相場は2450ドル台に続伸。
市中アルミスクラップの発生が少なく、海外からの輸入塊の高騰による国内塊への切り替え、更に海外へのスクラップ流出が顕著になってきていることから更に価格が高騰する模様。
電気銅建値強含み横ばい

LME10,500ドル台異常とおもえる上昇。
為替は109円前後での動き。
市中の動きとして、荷動きの発生量が少なく、品薄による高値が続く見込み。
ただし、品薄状態は変わらないので、高値での動きは活性化し、最高値を更新する勢い。

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