週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2021.5.24~

鉄屑横ばい

海外の鋼材価格が下がっている為、スクラップ価格に天井感が出ている。
依然として市中発生は少ない。また、当地区メーカーの購入意欲は高く生産も安定している。
スクラップの輸出価格も下げ基調の為、輸出価格に伴い国内価格も下がっていく可能性がある。
13Crステンレス横ばい

先週に引き続き、当地区メーカーの生産は堅調である。
しかし、鉄スクラップに天井感が出てきている為、積極的な値上げは考えにくい。
18-8ステンレス強含み横ばい

LME価格は17,000ドル付近と先週よりも下げの傾向にある。
当地区メーカーの生産は高く購入意欲も旺盛である。
しかし、市中の発生量が少なく品薄感が出ている。
アルミ強含み横ばい

LME相場は2300ドル台と依然高水準を推移している。
市中スクラップの発生量は少ない。また、海外のアルミ生産量は活発。
アルミスクラップの輸出価格が高騰している為、国内メーカーも追随して値上げを行っている。
電気銅建値弱含み

LME 10,000ドルを切って9,990ドル迄下落。
市中からの発生量は少ないが、銅建値が下がっている為下げ相場になりつつある。
先週に引き続き、足元相場でのメーカーへの販売は、厳しい状況が続いている。

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