週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2021.7.5~
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鉄屑強含み横ばい
国内メーカーの生産は好調も、市中屑を含めた発生は少ない状況。引続き集荷を進めたいなか、7月中旬以降はトヨタ系の発生関連は増加傾向のため、需給バランスが今後のポイントになる。
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13Crステンレス横ばい
国内メーカーの生産、購入意欲は安定している。輸出価格も大きな変動はない。
鉄スクラップ価格に連動して推移すると考えられる。 -
18-8ステンレス強含み横ばい
足元のLEM相場は18,352ドル付近で推移し、直近でも上昇傾向にある。
国内メーカーの生産は高いが市中発生は少なく無い物高が続き、集荷に苦戦しているメーカーは今後の状況次第では価格対応すると思われる。 -
アルミ強含み横ばい
LEM相場は2,500ドルを再び突破。
国内メーカーの中部地区に関しては半導体不足の影響はほとんどなく、大手自動車メーカーの生産が堅調に推移している事から、国内メーカーの製品生産も堅調。
一方で高騰していた輸入塊の価格上昇に一服感が出てきている状況もあり、国内スクラップ価格にも高止まり感が出始めている。メーカーの購入意欲は強い状況が続く模様。 -
電気銅建値横ばい
LEM相場は9,200ドルの動き。円安基調は続く見込み。
市中の発生は非常に減ってきているが、7〜9月のメーカー納入は横ばいのため集荷には苦戦必死。銅相場の不安定感もあり、購入には気を使う状況。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。