週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2021.8.16~
-
鉄屑横ばい
先週に引き続き上級品種は国内外からの引き合いが強く、需給タイトな状況。
一方で下級品種に関してはやや弱含み推移、甲山の輸出価格は低調。
全体的に横ばいと考えられる。
-
13Crステンレス横ばい
国内メーカーの生産、購入意欲は安定している。輸出価格も大きな変動はない。
鉄スクラップ価格に連動して推移すると考えられる。
-
18-8ステンレス強含み横ばい
LMEは19,600ドル付近で推移し、直近でも上昇傾向にある。
国内メーカーの生産は高く、市中発生は少ないため無い物高が続き、集荷に苦戦しているメーカーは今後も状況次第では価格対応すると思われる。
-
アルミ強含み横ばい
LME相場は2600ドル突破。
国内メーカーは先週夏季休暇であまり動きは無かったものの、休み明けも生産は堅調な水準が続く模様。しかしながら8月より自動車メーカーの半導体不足から生産の調整が入るため国内メーカーの生産にも影響が出てくる可能性もあり、今後の動きに注視が必要。
-
電気銅建値様子見
LME 9,500ドル後半での動き。
市中の動きとしては、荷動きは低迷。発生も非常にタイトな状況。
連休前の駆込みを期待していたが、予想以上に荷動きが無い。長契も結んでいる所が品物確保の為、高値での買付に出て来ている。特に上物のタイト感は大きい。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。