週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2021.9.6～

鉄屑横ばい

海外市況は依然として軟調。新規成約が難しい状況もあり、甲山に関しては弱含み推移と思われる。一方で、国内メーカーの生産は高く、新断など上級品種は発生減の影響で需給タイトな状況は続き、現状維持と考えられる。
13Crステンレス横ばい

海外の購入意欲は高い状態が続いている一方で、輸出コストの高騰で海外価格が国内価格に追い付いていない状況である。国内メーカーの需要は低調だが、新断スクラップの価格が下支えしている為現状維持。
18-8ステンレス強含み

足元のLME相場は19,000ドル付近で推移。
国内外の購入意欲は依然として高い。市中発生は少なく、先高観から荷動きも悪いため需給タイトな状況は変わらない。
アルミ強含み

LME相場は再び2,600ドル後半まで上昇し先週からさらに急騰。
国内メーカーは9月よりトヨタ自動車の減産の影響が出ているが、先の挽回生産に備え今のうちに原料手当てをしたい意向が強い。市中発生の薄さは継続しており購入意欲は強い状況。
電気銅建値様子見

LME は9,400～9,500ドル付近での推移。
市中の荷動きは低迷。発生もタイトな状況が続いており、無いもの高の動きが継続している。

バックナンバーはこちら