週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2021.11.29~
-
鉄屑弱含み横ばい
海外相場と比較すると国内価格はまだ少し割高感が見られる。今月に入りトヨタ自動車の生産が回復傾向でスクラップ発生も戻りつつあるので当地区メーカーへの入荷は安定してきているので、やや需給も緩和している。しかし消費は底堅いので大きな需給の緩和は考えにくい。調整下げの動きは今後も考えられる。
-
13Crステンレス弱含み横ばい
先週に引き続き、国内需給は変わらず安定している。
鉄相場が下げ基調にあり、連動した値動きの可能性は考えられる。 -
18-8ステンレス強含み
先週、LME相場は一時21,000ドルまで上昇。
今週スタートは先週と比較すると若干下がっている。来月の当地区メーカーの生産は今月に比べると減少しているが、依然としてスクラップ発生薄で無いもの高の状況は変わっていない。 -
アルミ弱含み横ばい
LME相場は2,700ドル台と若干反発。国内メーカーはLME相場の下げは落ち着いたものの、ある程度の在庫は確保できている状況。
自動車生産の回復傾向で今後は需要が増加し、供給が追い付かなくなる可能性があるが足元ではまだその状況には至っていない。 -
電気銅建値弱含み横ばい
LME相場は9,200~9,500ドル台で推移。
市中では高値の取引が続いており、上物に関してもまだまだ品薄で高値推移している。
発生がタイトな為、年末までの荷動きもタイト感がみられる。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。