週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2021.12.6~
-
鉄屑弱含み
11月から発生が戻って、12月に入ってメーカーによっては若干荷余り感(新断中心に)が出て来たことで需給は緩和している。そして最近海外相場は下落傾向、オミクロン株の影響もあり、先行きは弱含み。
-
13Crステンレス弱含み
海外の購入意欲は堅調推移。一方で、コンテナ手配や配船が難しい環境下の為、輸出がし辛い環境は続く。国内メーカーの需要は低い状況は続いていて、鉄価格と連動するため弱含み推移。
-
18-8ステンレス強含み
LMEは20,000ドル付近で推移し、直近でも上昇傾向にある。
原因としては中国ニッケルの先物値上がり、マーケット在庫も全体的に減っている。
国内ではスクラップの発生薄が依然続き、国内外の需要は高いまま。需給がタイトな状況はしばらく続くと考えられる。LME連動による値上げは十分に考えられる。 -
アルミ弱含み横ばい
LME相場は2600ドル台にて推移。
国内メーカーはLME相場の下げは落ちついたものの、11月の大幅安で原料を放出する問屋もあり、ある程度の在庫は確保出来た。
しかしながら自動車生産の回復基調とともに、今後は需要が増加すると見られる為、
また供給が追いつかなくなると、反転する可能性はあるが、足元ではまだそこまでの状況には至っていない。 -
電気銅建値弱含み横ばい
LME 9,300〜9,500ドル台での動き。
コロナ変異株、ヨーロッパやアジア圏での感染者増。弱含み展開は変わらず。
国内についても市中の発生が少なく、荷動きについては低迷。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。