週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2022.1.17~
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鉄屑弱含み横ばい
先週当地区メーカーは値下げを発表している。12日の関東鉄源は3か月ぶりの落札となり、輸出価格は回復傾向にあると言える。しかし、依然として輸出価格は国内相場価格を下回っており、国内外の価格差を考えると下げ余地を残している。
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13Crステンレス弱含み横ばい
国内の需給は依然として低位安定で推移している。鉄スクラップが弱い基調のため、価格の連動を考えると値下げの可能性も考えられる。一方で、1~3月のフェロクロムは高値据置であり、価格の下支えとなっている。
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18-8ステンレス強い
LME価格は現在22,000ドルを超えている。当地区メーカーは生産が高く需要は旺盛である。スクラップの発生も少ない状況であり、値上げが期待される。
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アルミ様子見
LME相場は2,900ドル後半と高水準。欧州の電力不足でアルミの供給が懸念され上昇している。一方で国内メーカーはLME相場とは裏腹に弱基調。海外からの安価な輸入玉が流入していることで、国内価格との差がさらに広がっている。スクラップ価格も輸入塊価格に引っ張られるように下げ基調の状況。在庫もある程度確保されており、自動車生産の先行きが不透明なため、国内メーカーのスクラップ購入意欲は弱い。
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電気銅建値弱含み
LMEは一時的に10,000ドルをオーバーしたが、足元9,500~9,600ドル台で小刻みな動き。為替は114~114.5円/ドル台での動き。市中の動きとして上物に関して高値維持は変わらず。品物もタイトな状況で、1~3月の問屋筋納入量は少なくしている模様。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。