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週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2022.2.28~

  • 鉄屑横ばい

    3月から当地区自動車メーカーの生産は増え、スクラップ発生も戻ると見られている。一方で、韓国現代のビッドは先週より1,500円値下げ、湾岸価格頭打ち感が広がり、国内メーカーは下げやすい環境になっている。しかし、ウクライナ情勢で不透明感が増しており、注視が必要。

  • 13Crステンレス横ばい

    国内13クロム生産は好調、下支えになっている。新断価格が下がっても、クロムに対する影響は少ない。引き続き横ばい推移。

  • 18-8ステンレス強含み

    LMEは24,000ドル付近で推移し、直近でも上昇傾向にある。
    国内価格は未だLMEに追いついていないため上げ余地がある。輸出大手は3月初めに荷止めを予定しており、需給のひっ迫感は薄い。ただ、指標高を受けた先高気配は根強く残る。

  • アルミ強含み

    LME相場は3500ドルを突破。
    ウワ物はLMEの高騰や発生薄により価格が上昇。
    スソ物も2次合金メーカーが在庫過多ではあるがLMEの高騰や輸入塊の価格上昇、今後の自動車生産の状況等もあり、弱い状況から反転してきている。
    しかしながら、ウクライナ情勢からロシアに対して制裁が入るとロシアからの輸入塊の供給が止まることが予想され原料が不足してくる懸念が強くなる。
    弱かったメーカーの購入意欲がここにきて反転し始めている。

  • 電気銅建値様子見

    LME 9,700〜9,800ドル台での動き。
    市中の動きとして、ウワ物のタイト感は変わらず高値推移。並銅、込銅ぐらいまで高値推移は変わらず。
    また、ケーブルの発生が激減している。特に赤ナゲット母材、1号銅線の発生減が激しく、品物が無い状況のため仕入競争が激しくなっている。

市況用語の解説

  • 強い
    値上げの傾向が大きいと思われる。
  • 強含み
    値上げの傾向があると思われる。
  • 強含み横ばい
    やや値上げの傾向があると思われる。
  • 横ばい
    値動きは無いと思われる。平行線。
  • 弱含み横ばい
    やや値下げの傾向があると思われる。
  • 弱含み
    値下げの傾向があると思われる。
  • 弱い
    値下げの傾向が大きいと思われる。
  • 様子見
    値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。

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