週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2022.6.6~
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鉄屑弱含み横ばい
国内メーカー向けの価格は輸出価格に比べて高値水準にもあるため、メーカーの追加値下げが予想される状況が続いている。
しかし東京製鉄が名古屋にサテライトという集荷拠点をオープンしたことでメーカーへの入荷が変わる可能性があるので、各メーカーの入荷状況は今後のポイント。
今週の関東鉄源には注視が必要。
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13Crステンレス弱含み横ばい
当地区メーカーは先週値下げを実施している。
今後も新断価格の更なる値下げがあれば、連動した値下げが考えられる。
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18-8ステンレス弱含み
LMEは29,000ドルまで回復しているもののまだまだ不安定な
状況が続くと思われる。
メーカー、専業者とも入荷好調で荷止めや荷制限が行われており需給の緩和が目立つ。
中部地区は他地区よりも下げ幅が少ないの追加で下げる可能性は高い。
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アルミ弱含み
LMEは2700ドル台前半で推移している状況。
中国の新型コロナによるロックダウンが5月末にて解除されたのを受けて、経済回復の期待感より若干反発したが再び下げ傾向に転じている。
一方で、国内メーカーは自動車メーカーの相次ぐ減産の影響により、製品の売行きが低調。
国内スクラップの発生は薄いものの原料、製品とも在庫過多が続いている状況。
製品が売れない状況でもあり購入意欲は弱い。
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電気銅建値様子見
LMEは足元9800ドル前半と先週に比べると反発している。
銅スクラップ発生量が薄い状況は継続しているが、足元ではまだ中国が本格的に始動していない為、需要が回復するにはもう少し時間がかかる模様。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。