週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2023.5.29~
-
鉄屑横ばい
当地区メーカーは依然在庫が多い状況が続いている。
スクラップの発生は悪く、当地区メーカーの入荷状況はメーカーによってバラツキが出ている。また、円安の影響もあり輸出価格は一部反発したという声も聞かれるが上伸力は無いように思われ先行きは不透明感が残っている。来週の関東鉄源の結果に注視が必要。 -
13Crステンレス横ばい
当地区のスクラップ発生は変わらず悪く、当地区メーカーの生産も低い状態が続いている。
大きな変化はなく引き続き鉄に連動した動きが予測されている。 -
18-8ステンレス横ばい
LMEは20,000ドル後半付近での推移。
当地区メーカーの生産は依然として悪い。しかし、発生量が少なく価格を下げづらい状況が続いている。また、為替の影響を受け輸出相場が国内相場の下支えになっている。 -
アルミ弱含み横ばい
LMEは2,250ドル台付近を推移。
国内メーカーの製品需要がまだ弱い状況ではあるが自動車メーカーの回復への期待感はでてきている。しかし海外マーケットでは需要が低い状況が続いているのでまだ足元は弱い状況。 -
電気銅建値様子見
LMEは8,100ドル台で推移。
LME価格はアメリカの債務上限問題が進展し、デフォルトを回避の期待感があり反転。ただ国内需要は停滞している。中国の需要も低い状態が続いている為しばらくは国内需要の回復は見込めない。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。