週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2023.9.4～

鉄屑横ばい

先月に引き続き、市中スクラップの発生は低調で推移。当地区自動車メーカーの生産は高い。当地区製鋼メーカーのスクラップの購入意欲は上がってきているが、海外相場は円安が下支えしているものの低調な状況が続いている。
13Crステンレス横ばい

当地区メーカーは先週3,000円の値上げ。しかし、国内需給、輸出環境ともに先週から大きな変化はない。
18-8ステンレス横ばい

LMEは20,600ドル台で推移。
引き続き国内の需給に大きな変化は無く、当地区メーカーの購入意欲は低い状況が続いているものの、一部地域の輸出価格に上昇の気配も見られるため注視が必要。
アルミ強含み横ばい

LMEは2,200ドル台中盤を推移。
自動車生産が回復傾向で製品需要が上がっているなかでスクラップの市中発生は薄く、原料のひっ迫感がでてきている。為替が円安に振れていることで、輸入塊に割高感がでてきていることも国内メーカーの購入意欲増加の一因になる。
電気銅建値横ばい

LMEは8,500ドル台で推移。
LMEは中国の景気刺激策やドル高の影響で下げ基調だが、為替が円安に振れているため、建値は安定している状態。
国内メーカーも製品需要は回復しておらず。購入意欲も低い荷動きの悪い状況が続く。

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