週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2023.12.18~
-
鉄屑横ばい
関東鉄源の結果を受けて、先週当地区メーカーは値上げの対応をしている。
当地区メーカーの入荷は堅調。円高傾向の影響で海外に比べて国内割高感も出始めているが、
今週に関しては横ばい推移すると予想。 -
13Crステンレス強含み横ばい
スクラップ発生量は変わっていないが、市中で輸出向けなどの集荷が増え、物が集まりにくくなっている。需要に合わせて値上がりする可能性がある。
-
18-8ステンレス横ばい
LMEは引き続き16,800ドル台で推移している。
先週当地区メーカーで値下げの発表があったが、市中の品薄感も下支えとなっており、
更なる値下げの可能性は少ない。 -
アルミ弱含み
LMEは2,250ドル付近で値上げ推移しているものの、為替は円高傾向。
国内メーカーの集荷は順調で、新塊相場と輸入塊の価格も下がっており、
メーカーの購入意欲がトーンダウンしている。 -
電気銅建値横ばい
LMEは8400ドルを推移。
中国の景気刺激策などにより引き続きLMEは乱高下している状況。
今週も値上げスタートしており、LME・為替変動による建値の変動は十分あり得る。
一方で、国内メーカーの購入意欲は生産の不調が続いていることで、年内・年明けは変わらず弱い状況。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。