週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2024.6.10~
-
鉄屑横ばい
国内外共に相場は先週と変わらず為替共に低位安定。
市中発生は引き続き発生薄の状況。
そのため当地区メーカーについては上級品種のみ集荷に苦戦しており、一方で丸棒関係については集荷好調など、品種ごとで需給の変化が生じている。
今週の関東鉄源の結果には注視が必要。 -
13Crステンレス横ばい
国内相場は先週から変わらず堅調推移。
引き続き輸出向けの需要はあるものの、コンテナ代の高騰が継続していることから先行きの不透明感が散見されている。 -
18-8ステンレス横ばい
LMEは17,800ドル付近と大幅下落しているが、
当地区では先週一部メーカーが値上げを発表。国内外の価格差は縮まってきているものの、引き続き発生薄が価格の下支えとなっている。 -
アルミ強含み横ばい
LMEは2,500ドル後半での推移。
引き続き原料不足による価格高騰の影響が続いている。
当地区では一部メーカーで炉修を計画しており在庫を保つ姿勢が出ているが、依然として原料不足が散見されている。
自動車メーカーの不正問題についても当地区では影響が出ておらず、需給は引き続き堅調推移。
-
電気銅建値弱含み横ばい
LMEは9,700ドル台での推移。
国内の需給は低位安定推移。中国の需要についてもさらに低迷。
LMEの乱高下と相まって先行きの不透明感が散見されている。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。