週間市況予想

鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この 市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。 →市況用語の解説はこちら

2024.8.26～

鉄屑弱含み

9月当地区メーカーは減産傾向で、生産が伸び悩んでいる状況。
為替も円高に振れており、値下げ材料が多く先行きも軟調。
引き続き、為替と海外市況に注視が必要。
13Crステンレス弱含み

輸出価格は依然として弱い状況にあり、それに対して国内も追随する可能性がある。
国内メーカーは採算需給共に堅調ではあるが、輸出価格には今後も注視が必要。
18-8ステンレス強含み横ばい

LMEは16,700ドル付近での推移。
為替は米利下げで円高傾向にあるが、当地区メーカーにおける生産は堅調な為、需要はある。
他地区で先行的な値下げが行われれば、調整的に当地区も値下げの可能性がある。
アルミ弱含み横ばい

LMEは2,500ドル付近で推移。
当地区メーカーは在庫過多と生産も低調の為、購入意欲は依然として弱い状況。
海外の輸出環境も悪い為、ビス付き等の下級屑が国内に流入している。
ただ、現状LMEは上がっているものの、今後の為替LME、ともに注視が必要。
電気銅建値弱含み横ばい

LMEは9,300ドル付近で推移。
国内の銅需要は依然として低位安定しており、荷動きも低調。
中国国内の需要が停滞し続けている状況の中で、LMEが下支えになっている。

バックナンバーはこちら