週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2024.12.23~
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鉄屑弱含み横ばい
先週、当地区メーカー各社は値下げ発表を行った。おそらく海外市況が軟調傾向によるもの。
年末に向けて市中は出荷を急いでおり、当地区メーカーの入荷は堅調。
足元は為替の円安に振れている為、引き続き輸出価格、海外相場に注視が必要。 -
13Crステンレス弱含み横ばい
海外メーカーの購入意欲は低く商談が決まらず需要が少ない状況。
足元は為替の円安に振れている為、相場の下支えになっている。
当地区メーカーの値動きはないが、輸出の影響を受けて寝下がる可能性もある。 -
18-8ステンレス弱含み
LMEは15,800ドル後半での推移。直近のLMEや為替の影響で価格は下げ余地がある状況。
今月は韓国向けへの引き合いが弱く、来月も輸出価格下がると思慮。
国内も上記の観点から連動して下げ相場になっており、当地区以外のメーカーでは値下げの動きを見せている。 -
アルミ弱含み
LMEは2,400ドル後半まで下落。
足元為替は円安で下支えしているものの国内メーカーはLMEの影響にて、新塊相場も下がっており、高騰しすぎた原料価格を下げたい意向。更にスクラップディーラーは、年明けの下げ相場を見据えて在庫を放出している為、国内メーカーの足元原料在庫は潤沢な状況。 -
電気銅建値弱含み横ばい
LMEは8,700ドル後半まで下落、為替は156円台と円安傾向。
中国の景気も良くなく、輸出環境も悪い状況。
国内は引き続き需給が低調推移をしており発生薄ということから低位安定している。
市況用語の解説
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- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
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- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
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- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
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- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
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- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
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- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
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- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
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- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。