週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.2.24~
-
鉄屑横ばい
為替は円高傾向。輸出市場は一部上級品種のみ引き合いがあるものの、目立った動きは少ない。
当地区については先週一部メーカーが値上げを発表したのみで、各社対応に違いが生じている。
市中の荷動きも良くなく、当月の関東鉄源の結果が価格の下支えとなっている。
-
13Crステンレス横ばい
需給は引き続き低位安定。
鉄スクラップの一部上級品種において引き合いがある中で、今後の海外市況の動きには注視が必要。
-
18-8ステンレス横ばい
LMEは15,200ドル台での推移。
当地区では先週一部メーカーが値下げを発表。
海外市況は値下げ傾向にあるものの、依然として需給は低位安定しているため、価格に一服感が散見されている。
-
アルミ弱含み横ばい
LMEは2,650ドル半ばで推移。
EUのロシアからのアルミ輸入禁止による供給懸念から外電は反発値上げ基調。
一方、国内外ともに需給は引き続き停滞傾向。当地区についても製品需要は回復していないが、市中発生薄から極端な値動きには転じにくい。
-
電気銅建値横ばい
LMEは9,500ドル付近推移している。
需給は引き続き低位安定。中国では一部上級品種で引き合いがあるものの、需給回復には転じていない。
LMEは乱高下気味のため、今後の値動きには注視が必要。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。