週間市況予想
鉄や非鉄属は様々な要因により、相場変動が生じます。
今日では日本の金属スクラップも国際商品となり、海外からの影響を非常に大きく受けるようになりました。
なお、この
市況予想は、あくまでも弊社営業部独自の予測であることをご了承願います。
→市況用語の解説はこちら
2025.3.3～
-
鉄屑横ばい
国内、海外共に先週から大きな環境の変化は無い。
当地区メーカーの粗鋼生産は今月も低調なことから需要量も減少しており引き合いも弱く相場は軟調傾向。
しかし市中スクラップ発生は低調で荷動きも鈍化している事から引き続き低位安定すると予想される。
-
13Crステンレス横ばい
国内、海外共に先週から大きな環境の変化は無い。
当地区メーカーの需要は低いが発生薄も変わっていない為、引き続き海外相場と鉄の状況に左右されると予想される。
-
18-8ステンレス横ばい
LMEは15,000ドル半ばでの推移。
先月、当地区メーカーでも値下げの発表があり今月の韓国向け価格も下がっているので市況は軟調傾向にある。
しかし国内スクラップ発生薄は依然変わらず、ナイモノ高の状況が相場の下支え要因となっている。
-
アルミ弱含み横ばい
LMEは2,600ドル台半ばでの推移。
国内メーカーは自動車の生産が振るわず製品在庫も抱えている事から製品需要は引き続き低調傾向。
原料高や在庫を抱えている事から購入意欲は強くないがスクラップ発生薄もあり、すぐに値下げには転じにくい状況。
-
電気銅建値横ばい
LMEは9,300ドル台半ばでの推移で先週から下落している。
中国をはじめとして海外は需要も低調で動きも活発ではない。
国内の需給については伸び悩んでおり引き続き低位安定している。
市況用語の解説
-
- 強い
- 値上げの傾向が大きいと思われる。
-
- 強含み
- 値上げの傾向があると思われる。
-
- 強含み横ばい
- やや値上げの傾向があると思われる。
-
- 横ばい
- 値動きは無いと思われる。平行線。
-
- 弱含み横ばい
- やや値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱含み
- 値下げの傾向があると思われる。
-
- 弱い
- 値下げの傾向が大きいと思われる。
-
- 様子見
- 値上げ、値下げどちらとも考えられ、様々な要因でどちらへ傾くか、様子を見る状態。